せい)” の例文
けれど、この流離りゅうりたるや、そもそも史進その人が、生れながらにして百八せい中の一星たる宿命だったことによるものだろう。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは金せい行きのロケットだわ
3 からす北斗ほくとせい
善哉よいかな、善哉。このおとこはこれ、天の一せいにつらなる宿性しゅくせい。元の心は剛にして直なり。粗暴乱行はしばし軌道を
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竹童ちくどうがあいずの狼煙のろしをみて、この地方に敵ありと知った武田伊那丸たけだいなまるは、白旗しらはたもり軍旅ぐんりょをととのえ、裾野陣すそのじん降兵こうへいをくわえた約千余の人数を、せいりゅうはくげんの五段にわかち、木隠こがくれたつみ山県やまがた
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)