“日沒(ひぐれ)” の例文
新字:日没
春(はる)ならで芳之助(よしのすけ)の歸宅(かへり)の遲(おそ)さよ好(よ)き客(きやく)ありて遠(とほ)くまで行(ゆ)きたるにやそれにしても最(も)う歸(かへ)りさうなもの日沒(ひぐれ)まへに一度(いちど)づゝ樣子見(やうすみ)に戻(もど)るが常(つね)なるを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大約(おほよそ)道(みち)の四五里(しごり)も進(すゝ)んだと思(おも)ふ處(ところ)から山(やま)は益々(ます/\)深(ふか)くなり、路(みち)はだん/\と險阻(けんそ)になつたが、元氣(げんき)なる武村兵曹(たけむらへいそう)は、何(な)んでも日沒(ひぐれ)までには二十里(り)以上(いじやう)を進(すゝ)まねばならぬと勇(いさ)み立(た)つ。