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斑
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まば
ふりがな文庫
“
斑
(
まば
)” の例文
志道軒
(
しどうけん
)
の孫弟子なにがしの
辻講釈
(
つじこうしゃく
)
、冬の陣における
真田父子
(
さなだふし
)
の働きぶりをたたきにたたいておりますが、戸板にかこまれた木戸銭の影も
斑
(
まば
)
らで、このならびでは一番の不入り
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
幅三十町、長さ五十町ほどの荒れ
野原
(
のっぱら
)
の一部分だった。萩と
茅
(
かや
)
と
野茨
(
のいばら
)
ばかりの
枯
(
か
)
れ
叢
(
くさ
)
の中に、
寿命
(
じゅみょう
)
を尽くして枯れ朽ちた大木を混ぜて、発育のいい大葉柏が
斑
(
まば
)
らに散在していた。
熊の出る開墾地
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
閃
(
ひら
)
めくは
聖体盒
(
せいたいごう
)
の
香
(
か
)
の
曇
(
くもり
)
、骨も
斑
(
まば
)
らに
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
私は人かげ
斑
(
まば
)
らな
忘春詩集:02 忘春詩集
(新字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
郷里
(
ふるさと
)
を
憧
(
あこが
)
れ、春の
陽光
(
ひかり
)
を待ちわびている孤独な人達が、そろそろ雪が消えて、
斑
(
まば
)
らに
地肌
(
ぢはだ
)
が見えかけて来た時、
雪間
(
ゆきま
)
がくれに福寿草の咲いているのを見たら、どんなによろこぶことでしょう。
季節の植物帳
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
“斑”の解説
斑(はん)は、皮膚疾患などでみられる皮疹の一つ。皮膚の表面は盛り上がっておらず平坦で、かつ限局した病的な変化である。
(出典:Wikipedia)
斑
常用漢字
中学
部首:⽂
12画
“斑”を含む語句
斑々
斑紋
斑猫
白斑
斑馬
斑点
虎斑
斑鳩
斑點
黒斑
斑雪
石斑魚
斑犬
紫斑
赤斑
斑痕
斑入
一斑
斑牛
斑白
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