モン)” の例文
御經オンキヤウモンは手寫しても、固より意趣は、よく訣らなかつた。だが、處々には、かつ/″\氣持ちの汲みとれる所があつたのであらう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
渭州イシュウニオケル殺人犯ノ軍籍者、提轄テイカツ魯達ナル凶徒、コノ地方ニ立廻ラバ即刻、官ヘ速報スベシ。庇護ヒゴ行為ノ者ハ同罪タルベシ。モシ又、上告ノ善ヲスアラバ、即チ、賞一千貫モンクダサルル者也
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御經オンキヤウモンは手寫しても、固より意趣は、よく訣らなかつた。だが、處々には、かつ/″\氣持ちの汲みとれる所があつたのであらう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
御経オンキヤウモンは手写しても、モトより意趣は、よくワカらなかつた。だが、処々には、かつ/″\気持ちの汲みとれる所があつたのであらう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さうして、時々聲に出してジユする經のモンが、物のに譬へやうもなく、さやかに人の耳に響く。聞く人は皆、自身の耳を疑うた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
さうして、時々聲に出してジユする經のモンが、物のに譬へやうもなく、さやかに人の耳に響く。聞く人は皆、自身の耳を疑うた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
内典・外典其上に又、大日本オホヤマトびとなる父の書いたモン。指から腕腕から胸、胸から又心へ、沁み/\と深く、魂を育てる智慧の這入つて行くのを、覺えたのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
内典・外典其上に又、大日本オホヤマトびとなる父の書いたモン。指から腕、腕から胸、胸から又心へ、沁み/″\と深く、魂を育てる智慧の這入つて行くのを、覺えたのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
内典・外典其上に又、大日本オホヤマトびとなる父の書いたモン。指から腕、腕から胸、胸から又心へ、沁み/″\と深く、魂を育てる智慧チヱの這入つて行くのを、覚えたのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
南家の姫の美しい膚は、益々マスマス透きとほり、ウルんだ目は、愈々イヨイヨ大きく黒々と見えた。さうして、時々声に出してジユする経のモンが、物のタトへやうもなく、さやかに人の耳に響く。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)