“提轄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていかつ50.0%
テイカツ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ようっ、これは提轄ていかつさまで」と、鄭は彼と見たので如才なく帳場を離れ——「おめずらしいじゃござんせんか。直々の御用なんてえのは」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
逃亡した提轄ていかつ魯達にたいしては、天下の随所ずいしょ、いついかなる土地なりと、見つけ次第に逮捕たいほ処分構いなし、の令が出された。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
渭州イシュウニオケル殺人犯ノ軍籍者、提轄テイカツ魯達ナル凶徒、コノ地方ニ立廻ラバ即刻、官ヘ速報スベシ。庇護ヒゴ行為ノ者ハ同罪タルベシ。モシ又、上告ノ善ヲスアラバ、即チ、賞一千貫モンクダサルル者也
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)