“随所”の読み方と例文
旧字:隨所
読み方割合
ずいしょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逃亡した提轄ていかつ魯達にたいしては、天下の随所ずいしょ、いついかなる土地なりと、見つけ次第に逮捕たいほ処分構いなし、の令が出された。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
歌劇としてはそんなに面白いものではないが、随所ずいしょに出て来るイタリー風の美しい詠唱が有名だ。ダル・モンテなどのレコードに良いのがある。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
それがほんとうに生きる道でもあるんだ。随所ずいしょに主となる。そんな言葉があったね。じたばたしてもはじまらん。わかるかね、私のいっていることが?
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)