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数歩
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すうほ
ふりがな文庫
“
数歩
(
すうほ
)” の例文
それから
町人
(
ちょうにん
)
の
家
(
いえ
)
よりの
帰途
(
かえり
)
、
郵便局
(
ゆうびんきょく
)
の
側
(
そば
)
で、
予
(
かね
)
て
懇意
(
こんい
)
な
一人
(
ひとり
)
の
警部
(
けいぶ
)
に
出遇
(
であ
)
ったが
警部
(
けいぶ
)
は
彼
(
かれ
)
に
握手
(
あくしゅ
)
して
数歩
(
すうほ
)
ばかり
共
(
とも
)
に
歩
(
ある
)
いた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
数歩
(
すうほ
)
、うしろへとびのいて、
帯
(
おび
)
のあいだに
差
(
さ
)
しこんできた
銀鋲
(
ぎんびょう
)
の
短銃
(
たんじゅう
)
を
右手
(
めて
)
につかんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼
(
かれ
)
は、
空想
(
くうそう
)
からさめて、ふと
橋
(
はし
)
の
欄干
(
らんかん
)
に
目
(
め
)
を
落
(
お
)
としますと、
自分
(
じぶん
)
から、
数歩
(
すうほ
)
隔
(
へだ
)
たったと
思
(
おも
)
われるところに、あまり
目
(
め
)
につかないほどの
小
(
ちい
)
さな
紙
(
かみ
)
きれがはってありました。そして、それには
新しい町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
竹童はびっくりして、あわててそこを立ち去ろうとしたが、見ると! そこから
数歩
(
すうほ
)
向こうに、この人なき
陣幕
(
じんまく
)
のうしろにかくれて、あやしげな
黒衣
(
こくい
)
の男が、じっと立ちすくんでいるのを見た。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
“数”で始まる語句
数
数多
数珠
数寄
数奇
数々
数寄屋橋
数寄屋
数寄者
数年