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敗軍
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はいぐん
ふりがな文庫
“
敗軍
(
はいぐん
)” の例文
敗軍
(
はいぐん
)
の
将
(
しょう
)
は兵をかたらずと申します。ひとたび
天目山
(
てんもくざん
)
に
惨敗
(
ざんぱい
)
をとられた父上が、弓矢をなげうつのご決心は、よくわかっておりまする。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
がツかりして
歸
(
かへ
)
つて、
食卓
(
しよくたく
)
につきながら、
把手
(
とつて
)
の
一箇
(
ひとつ
)
を
家人
(
かじん
)
に
示
(
しめ
)
して、これが
責
(
せ
)
めて
土偶
(
どぐう
)
の
顏
(
かほ
)
でも
有
(
あ
)
つたら、
昨日
(
きのふ
)
の
敗軍
(
はいぐん
)
を
盛返
(
もりか
)
へすものをとつぶやくと
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
爭
(
あらそ
)
ひしが一座の中に
目玉
(
めだま
)
の八と云ふ惡者は
今宵
(
こよひ
)
大いに仕合せ
惡
(
わる
)
く一文なしに
負
(
まけ
)
て
詮方
(
せんかた
)
盡
(
つき
)
しかば貸元の多兵衞に向ひコレ親分
資本
(
たね
)
を
貸
(
かし
)
て呉れ餘り
敗軍
(
はいぐん
)
せしと云へば多兵衞は
何
(
なに
)
が二貫や三貫の
端錢
(
はしたぜに
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「でなくてさえ、味方の
敗軍
(
はいぐん
)
に、いらだっている主君には、手もなくそれを信じて、
身
(
み
)
どもを
軍罰
(
ぐんばつ
)
にかけよという命令をくだしました」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
聞て彦兵衞大いに
後悔
(
こうくわい
)
なし
道理
(
だうり
)
こそ佐竹家の
敗軍
(
はいぐん
)
心に
適
(
かな
)
はず仕方こそ有るべしと夫より本屋を尋ね
天安記
(
てんあんき
)
と
云
(
いへ
)
る書物を
借出
(
かりいだ
)
し隱居の方へ行て咄をするに一向機嫌の
直
(
なほ
)
らぬ樣子なれば彦兵衞も
金庫
(
かねぐら
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
敗
常用漢字
小4
部首:⽁
11画
軍
常用漢字
小4
部首:⾞
9画
“敗”で始まる語句
敗
敗北
敗頽
敗亡
敗荷
敗徳
敗績
敗滅
敗者
敗戦