“はいぐん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
敗軍60.0%
沛郡40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらそひしが一座の中に目玉めだまの八と云ふ惡者は今宵こよひ大いに仕合せわるく一文なしにまけ詮方せんかたつきしかば貸元の多兵衞に向ひコレ親分資本たねかして呉れ餘り敗軍はいぐんせしと云へば多兵衞はなにが二貫や三貫の端錢はしたぜに
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「でなくてさえ、味方の敗軍はいぐんに、いらだっている主君には、手もなくそれを信じて、どもを軍罰ぐんばつにかけよという命令をくだしました」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あれは沛郡はいぐん匹夫ひっぷに生れ、若くしてくつを売り、むしろを織り、たまたま、乱に乗じては無頼者あぶれものをあつめて無名の旗をかざし、うわべは君子の如く装って内に悪逆をたくら不逞ふていな人物。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると、質問した沛郡はいぐん薛綜せっそうは、その解釈が根本的に誤謬ごびゅうであると指摘して
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)