“まけいくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
負戦28.6%
負軍28.6%
敗戦14.3%
敗軍14.3%
負師14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「首領、わが怪塔ロケット隊は、おもいがけない負戦まけいくさに、一同の士気はさっぱりふるいません」
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)
辯にまかせ讀上ると隱居は大いに機嫌直りかねて小田天安を討亡うちほろぼし給ふと云事は聞たれども本を見たる事なきによくこそ珍敷めづらしき事をきかせられしと打悦び詞のやはらぐを見て大坂鴫野しぎのの合戰は上杉樣負軍まけいくさになる處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
『また明日あすの新聞が楽しみだ、これで敗戦まけいくさだと張り合いがないけれど我軍こっちの景気がよいのだから同じ待つにも心持ちが違うよ。』おやすみと帰ってしまえばあとは娘二人と吉次のみ
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
敗軍まけいくさ鬱憤うっぷんばらしに、そのくらいな事は言っても可いのね。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
前にも云う通り戦争の負勝まけかちは分らなかったのでしょう、何方どっちかったでもない、錨を切て将官が二人死んで水兵は上陸も出来ずに帰たと云えばマア負師まけいくさ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)