攀登よぢのぼ)” の例文
なぜ露台なぞを攀登よぢのぼって来られたんです。しかも今夜の如きは、危険にも屈せず二度までも侵入していらした。此処に何か非常に重大な御用件がおありになるものと見えますな
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
あいちやんはおもつてはるしたはう其煙突そのえんとつ蹴落けおとしました、しばらくするとちひさな動物どうぶつあいちやんにはなんだかわかりませんでした)が、其煙突そのえんとつなか攀登よぢのぼらうとしておときました
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
硝子ガラスいてあきらかにそれがえてるので、あいちやんは一しん洋卓テーブルの一きやく攀登よぢのぼらうとしましたが滑々すべ/″\してゝ駄目だめでした。可哀相かあいさうあいちやんは、しまひにはため草臥くたびれて、すわんでしました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)