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携帯
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けいたい
ふりがな文庫
“
携帯
(
けいたい
)” の例文
又護身の用として余は三尺の
秋水
(
しふすゐ
)
を
横
(
よこ
)
たへ、小西、森下、深井、石田の四君は各「ピストル」を
携帯
(
けいたい
)
し、人夫は
猟銃
(
れうじう
)
二挺を
準備
(
じゆんび
)
したり。
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
作品を持って来た時に限って、がらがらがらっと音高くあけてはいって来る。作品を
携帯
(
けいたい
)
していない時には、玄関をそっとあけてはいって来る。
散華
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
手
(
て
)
に
手
(
て
)
に
万
(
まん
)
一の
場合
(
ばあい
)
を
慮
(
おもんぱ
)
かって、
短銃
(
たんじゅう
)
や
猟銃
(
りょうじゅう
)
などを
携帯
(
けいたい
)
しながら、この
怪
(
あや
)
しげな
船
(
ふね
)
を
目
(
め
)
ざしてこいでゆきました。
カラカラ鳴る海
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
支度
(
したく
)
もかいがいしく四人は、
旋条銃
(
せんじょうじゅう
)
二個、短銃四個、おの二個、
硝薬
(
しょうやく
)
若干
(
じゃっかん
)
、
懐中磁石
(
かいちゅうじしゃく
)
一個、毛布数枚、ゴム製の舟、そして二日分の食物を
携帯
(
けいたい
)
して、一同の見送りをうけた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
ばくだいな
小判
(
こばん
)
を発見して、そのお礼として、少年探偵団へ五百万円の寄付がありましたので、そのお金で、探偵事務所に無電の設備をして、十個の
携帯
(
けいたい
)
無線電話をそなえつけました。
電人M
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
もちろんふたりは、
携帯
(
けいたい
)
無電機を背負って、ひつようなときに、すぐ本艇と連絡がとれるよう、用意をおこたらなかった。ふたりが出発したあとで、テッド隊長からこの話を聞いた帆村荘六は
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
冬に
至
(
いた
)
りて
帰蟄
(
きちつ
)
する者なればなり、
且
(
か
)
つ一行二十七名の多勢なれば、如何なる
動物
(
どうぶつ
)
と雖も皆
遁逃
(
とんとう
)
して
直
(
ただ
)
ちに
影
(
かげ
)
を
失
(
しつ
)
し、
敢
(
あへ
)
て
害
(
がい
)
を
加
(
くわ
)
ふるものなかりき、
折角
(
せつかく
)
携帯
(
けいたい
)
せる三尺の
秋水
(
しうすゐ
)
も
空
(
むな
)
しく伐木刀と
変
(
へん
)
じ
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
“携帯”の意味
《名詞》
携帯(けいたい)
身に付けたり手に下げたりして持ち運ぶこと。
携帯電話の略。ケータイ。
(出典:Wiktionary)
携
常用漢字
中学
部首:⼿
13画
帯
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
“携帯”で始まる語句
携帯品
携帯式
携帯用
携帯口糧
携帯電灯
携帯感電器
携帯無電機
携帯用風琴
携帯蓄音機