“遁逃”の読み方と例文
読み方割合
とんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盗んでこれをかくし、殺して遁逃とんとうするは何ぞや。他の平安幸福をば害すれども、おのずから害するを好まざるの証なり。
教育の目的 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それが急に遁逃とんとうして空虚にされてしまったりする場合に、どこへ的を置いて矢を放っていいかわからないから、そこで突発的に、「ばかにしてやがら」——
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
教会内けふくわいない偽善者ぎぜんしや潜伏せんぷくし居るを知りながらその破壊はくわいおそれて之を排除はいぢよし得ざるものなり、教会けうくわい独立どくりつとなへながら世の賛同さんどうを得ざるが故に躊躇ちうちよ遁逃とんとうするものなり
時事雑評二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)