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捨置
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すておく
ふりがな文庫
“
捨置
(
すておく
)” の例文
話
(
はな
)
せしかば長兵衞も是はお常の
仕業
(
しわざ
)
ならんにより
捨置
(
すておく
)
べしとは思ひけれども庄三郎が
達
(
たつ
)
ての頼みを
聞
(
きか
)
ざるも
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
と思ひ長兵衞申は
何卒
(
なにとぞ
)
身代
(
しんだい
)
を
持直
(
もちなほ
)
し給へ
殊
(
こと
)
に先祖代々の
地面
(
ぢめん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
頼み
匿
(
かくま
)
ひ
置
(
おき
)
候と相見え候然すれば藤五郎樣御兄弟は須田町一丁目なる陸尺の七右衞門の方に
匿
(
かくま
)
ひ置くに
紛
(
まぎ
)
れ御座なく
候
(
さふらふ
)
としたり顏にて言ひければ主税之助大いに喜び成ほど其方が
穿鑿
(
せんさく
)
能
(
よく
)
も行屆きたり扨々
憎
(
にく
)
き
奴輩
(
やつばら
)
かな此儘
捨置
(
すておく
)
時は事の破れなれば
假令
(
たとへ
)
病氣なりとも
直樣
(
すぐさま
)
惣右衞門めを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
放
(
はな
)
れず二人の娘に逢して
呉
(
くれ
)
と
髮
(
かみ
)
もおどろに
振亂
(
ふりみだ
)
し狂氣の如き
形容
(
ありさま
)
に長庵
殆
(
ほとん
)
どあぐみ
果
(
はて
)
捨置
(
すておく
)
時
(
とき
)
は此女から
古疵
(
ふるきず
)
が
發
(
おこ
)
らんも知れぬなり
毒
(
どく
)
喰
(
くは
)
ば皿とやら可愛さうだがお安めも殺して
仕舞
(
しま
)
ふ
外
(
ほか
)
は無いが如何なる手段で殺して
呉
(
くれ
)
ん内で殺さば
始末
(
しまつ
)
が惡し何でも娘兩人に逢して
遣
(
やる
)
と
誘引出
(
おびきだ
)
し人里遠き所にて
拂放
(
ぶつぱな
)
すより思案は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
捨
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
“捨置”で始まる語句
捨置難