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手配
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てはい
ふりがな文庫
“
手配
(
てはい
)” の例文
愚図
(
ぐず
)
愚図してるんだ! おれがこうして、さり気なく話の
撥
(
ばつ
)
を合わして
足停
(
あしど
)
めしておくあいだに、すっかりこの家の廻りにも
手配
(
てはい
)
を
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「
名案
(
めいあん
)
ですな。ハルステッド
刑務所
(
けいむしょ
)
の
看守
(
かんしゅ
)
たちが知ってる男に、
警察犬
(
けいさつけん
)
を
飼
(
か
)
っておる男がいるそうですから、さっそく
手配
(
てはい
)
しましょう」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
「あれあれ、蔦之助さま、忍剣さま!
上
(
うえ
)
の手うすに乗じて、
和田呂宋兵衛
(
わだるそんべえ
)
が逃げのぼりましたぞ、はやくお
手配
(
てはい
)
なされませ!」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
配下
(
はいか
)
のほとんど
全員
(
ぜんいん
)
に
手配
(
てはい
)
を
命
(
めい
)
じておいて、はじめはしかし、
島本守
(
しまもとまもる
)
には
見張
(
みは
)
りだけをつけ、
事件現場
(
じけんげんば
)
の
金魚鉢
(
きんぎょばち
)
を
調
(
しら
)
べた。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
手配
(
てはい
)
はちやんとしてあるよ。周太郎が品川にもう一つ足場を拵へて居ることを、二三人の下つ引を使つて、前から調べてある。今頃は蝠女と三千兩を
銭形平次捕物控:306 地中の富
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
いっこう知れません、いろいろ
手配
(
てはい
)
をして探してみましたけれども、どうしてもわかりません。
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「あれあれ、
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
は
幻術
(
げんじゅつ
)
に
長
(
た
)
けた
曲者
(
くせもの
)
、どう逃げようもしれませぬ、みなさま、はやくお
手配
(
てはい
)
をしてくださりませ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
脇坂様のお屋敷へ
駈
(
か
)
け込んだりするものだから、殿様もすっかり
真
(
ま
)
に受けて、さっそく八丁堀へお
手配
(
てはい
)
なすって、多分の御人数を繰り出してみると、あれアお前さん、他人の
空似
(
そらに
)
で
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
透明人間
(
とうめいにんげん
)
の
危害
(
きがい
)
から町の人を守るには、
怪物
(
かいぶつ
)
を
捕
(
とら
)
えることである。そのための
警察
(
けいさつ
)
の
手配
(
てはい
)
は
着々
(
ちゃくちゃく
)
とすすみ、おもったよりはやく、町のこれぞと思うところに、警官が
動員
(
どういん
)
されていた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
「ぜひがない。このうえは
殿
(
との
)
にありのままをおつげして、少しも早く、ほかへ
手配
(
てはい
)
をつけるのがかんじんだ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
配
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭