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懇切
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ねんごろ
ふりがな文庫
“
懇切
(
ねんごろ
)” の例文
兎も角もそのお住の
得脱
(
とくだつ
)
成仏
(
じょうぶつ
)
するように、仏事供養を営むが可かろうという事に一決して、一同その墓所へ参詣し、
懇切
(
ねんごろ
)
に回向した。
お住の霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
離れて
涅槃
(
ねはん
)
の道に引導すべければ是より我が
庵
(
いほり
)
に參られよとて夫より上新田村の無量庵へ
同伴
(
どうはん
)
なし
懇切
(
ねんごろ
)
に弔ひければ安五郎は
厚
(
あつ
)
く禮を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
主人
(
あるじ
)
はいとど
不憫
(
ふびん
)
さに、その
死骸
(
なきがら
)
を
棺
(
ひつぎ
)
に納め、家の裏なる小山の蔭に、これを
埋
(
うず
)
めて石を置き、月丸の名も共に
彫
(
え
)
り付けて、
形
(
かた
)
ばかりの比翼塚、
跡
(
あと
)
懇切
(
ねんごろ
)
にぞ
弔
(
とぶら
)
ひける。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
四郎右衞門
先々
(
まづ/\
)
と
引止
(
ひきとめ
)
下女に云付
酒
(
さけ
)
肴
(
さかな
)
を出し
懇切
(
ねんごろ
)
に
饗應
(
もてなし
)
て三郎兵衞を歸しけり其後三月十日に三郎兵衞二十兩加賀屋へ
持參
(
ぢさん
)
し
先達
(
せんだつ
)
ての禮を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ト、
懇切
(
ねんごろ
)
に教へしかば。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
▼ もっと見る
感じ
懇切
(
ねんごろ
)
に
供養
(
くやう
)
をなして後九助の額を
熟々
(
つく/″\
)
と見
貴殿
(
こなた
)
は大なる
厄難
(
やくなん
)
あり是は
遁
(
のが
)
れ難きにより
隨分
(
ずゐぶん
)
愼
(
つゝし
)
みを第一に致されよと申を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
懇
常用漢字
中学
部首:⼼
17画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“懇”で始まる語句
懇
懇意
懇々
懇望
懇願
懇篤
懇請
懇談
懇親
懇親会