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ゐぐわい
『イヤ、
全く
意外です。』と
私は
進寄つた。
斯る
塲合だから、
勿論委しい
事は
語らぬが、
船の
沈沒から
此島へ
漂着までの
大略を
告げると、
大佐も
始めて
合點の
色
して、
櫻木君の
一行は
意外の
天變のために、
來る二十五
日拂曉、
橄欖島の
附近にて
貴下等の
應援を
待つのですか、よろしい、
斯く
承はる
以上は
最早憂慮するには
及びません。
『
實に
意外です、
君が
此樣な
絶島へ——。』といひつゝ、
染々と
吾等兩人の
姿を
打瞻め