“惡戯(あくぎ)” の例文
新字:悪戯
第(だい)三の化物(ばけもの)は本體(ほんたい)が動物(どうぶつ)で、其(その)目的(もくてき)によつて惡戯(あくぎ)の爲(ため)と、復仇(ふくしう)の爲(ため)とに分(わか)つ、惡戯(あくぎ)の方(はう)は如何(いか)にも無邪氣(むじやき)で、狐(きつね)、狸(たぬき)の惡戯(あくぎ)は何時(いつ)でも人(ひと)の笑(わら)ひの種(たね)となり、如何(いか)にも陽氣(やうき)で滑稽的(こつけいてき)である。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
其(そ)れでも猶(なほ)彼等(かれら)が屈託(くつたく)して居(を)れば、彼等(かれら)を庇護(ひご)して居(ゐ)る木(き)が柹(かき)の木(き)であれば梢(こずゑ)からまだ青(あを)い實(み)を投(な)げて、其(そ)の瞬間(しゆんかん)驚(おどろ)き易(やす)い彼等(かれら)が欺(あざむ)かれて、彼等(かれら)の伴侶(なかま)の惡戯(あくぎ)であるかを疑(うたが)うては慌(あわ)てゝ周圍(しうゐ)を見(み)る時(とき)
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)