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思念
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おもい
ふりがな文庫
“
思念
(
おもい
)” の例文
そうした生命にもかかろうというときは、
思念
(
おもい
)
をすっかりその人の上に集めますと、精神の脱漏を防ぐことが出来ますからね。
麻酔剤
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
それは
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
であったが、
何
(
ど
)
うしてそなたの
死
(
し
)
ぬことが、
私
(
わたくし
)
の
方
(
ほう
)
へ
通
(
つう
)
じなかったのであろう……。
普通
(
ふつう
)
なら
臨終
(
りんじゅう
)
の
思念
(
おもい
)
が
感
(
かん
)
じて
来
(
こ
)
ない
筈
(
はず
)
はないと
思
(
おも
)
うが……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
すなわち「人の悪の地に
大
(
おおい
)
なると其心の
思念
(
おもい
)
の
都
(
すべ
)
て
図維
(
はか
)
る所の恒に
惟悪
(
これあ
)
しきのみなるを見たまへ」
可愛い山
(新字新仮名)
/
石川欣一
(著)
ある時は花の精のようにまぶしく、又、ある時は悪魔のようになやましく……そうして私はそれを見ていると、何故かわからずに
思念
(
おもい
)
が
曚昧
(
くら
)
く、哀しくなって来るのでした。
瓶詰地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
余はただ心の中に
燃
(
もゆ
)
る
思念
(
おもい
)
に強いられ止むを得ず筆を執ったのである。
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたくし
)
の
思念
(
おもい
)
が
先方
(
せんぽう
)
に
伝
(
つた
)
わり、その
結果
(
けっか
)
夢
(
ゆめ
)
に
私
(
わたくし
)
の
姿
(
すがた
)
までも
見
(
み
)
ることになったのでございましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
私
(
わたくし
)
がどうやらその
後
(
ご
)
人並
(
ひとなみ
)
みの
修行
(
しゅぎょう
)
ができて
神心
(
かみごころ
)
が
湧
(
わ
)
いてまいりましたのは、
偏
(
ひとえ
)
に
神様
(
かみさま
)
のおさとしと、それから
私
(
わたくし
)
の
為
(
た
)
めに
和
(
なご
)
やかな
思念
(
おもい
)
を
送
(
おく
)
ってくだされた、
親
(
した
)
しい
人達
(
ひとたち
)
の
祈願
(
きがん
)
の
賜
(
たまもの
)
なのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“思念”の意味
《名詞》
思 念(しねん)
心に思うこと。
(出典:Wiktionary)
思
常用漢字
小2
部首:⼼
9画
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
“思念”で始まる語句
思念裡
思念開陳