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念頃
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ねんごろ
ふりがな文庫
“
念頃
(
ねんごろ
)” の例文
「藤十郎は、生れながらの色好みじゃが、まだ人の女房と
念頃
(
ねんごろ
)
した覚えはござらぬわ」と、冷めたい苦笑を
洩
(
もら
)
しながら付け加えた。
藤十郎の恋
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
九郎兵衞に頼み
跡
(
あと
)
の事まで
念頃
(
ねんごろ
)
に話しける九郎兵衞故意と斷り云しか共女房の
親類
(
しんるゐ
)
共打寄
否
(
いや
)
癩病
(
らいびやう
)
にては村へ置れぬ
定法
(
ぢやうはふ
)
なれば是非共跡を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
汝ここを去らずして
一三二
徐
(
しづか
)
に此の句の
意
(
こころ
)
をもとむべし。意解けぬる
則
(
とき
)
は、おのづから
一三三
本来の仏心に会ふなるはと、
一三四
念頃
(
ねんごろ
)
に教へて山を下り給ふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
聞より名主の
後家
(
ごけ
)
お深は
急立
(
せきたち
)
ナニ九助殿
貴樣
(
きさま
)
は親類と
云
(
いひ
)
念頃
(
ねんごろ
)
の
中
(
なか
)
年
若
(
わか
)
でも惣内は村役も致す者
滿座
(
まんざ
)
の中での
泥坊
(
どろばう
)
呼
(
よば
)
はり
酒興
(
しゆきよう
)
と云ては
濟
(
すみ
)
ませぬと
詰寄
(
つめよせ
)
るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
なし七日々々の
追善
(
つゐぜん
)
供養
(
くやう
)
も
最
(
いと
)
念頃
(
ねんごろ
)
に
弔
(
とむら
)
ひ兄弟
喪
(
も
)
にぞ
籠
(
こも
)
りける然るに半四郎は
豫
(
かね
)
ての孝心ゆゑ親の
亡後
(
なきあと
)
は兄の半作を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
頃
常用漢字
中学
部首:⾴
11画
“念”で始まる語句
念
念珠
念仏
念入
念誦
念力
念頭
念佛
念慮
念晴