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忌
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きら
ふりがな文庫
“
忌
(
きら
)” の例文
盡しけるに母も父が七
回忌
(
くわいき
)
に
當
(
あた
)
る
年
(
とし
)
病死なしければ傳吉の
愁傷
(
しうしよう
)
大方ならず
且
(
かつ
)
親類
(
しんるゐ
)
は只
當村
(
たうむら
)
の
長
(
をさ
)
上臺憑司
(
かみだいひようじ
)
而已
(
のみ
)
なれ共是は傳吉の不如意を
忌
(
きら
)
ひ出入を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
噂の
拡
(
ひろが
)
ると共に疫が忽ち村中に流行して来る——と、実際村の人は思つてるので、疫其者よりも巡査の方が
忌
(
きら
)
はれる。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
河童
(
がたろ
)
横町は
昔
(
むかし
)
河童
(
かっぱ
)
が
棲
(
す
)
んでいたといわれ、
忌
(
きら
)
われて
二束三文
(
にそくさんもん
)
だったそこの土地を材木屋の先代が買い取って、借家を建て、今はきびしく高い家賃も取るから金が出来て
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
自分の生れた
美作
(
みまさか
)
の山々にも、薬草採りの小屋はあるが、薬草はすべて湿気を
忌
(
きら
)
う。こんな、
鬱蒼
(
うっそう
)
と雑木の枝をかぶって、しかも滝しぶきの来るような所に、
乾小屋
(
ほしごや
)
は持っていない。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“忌”の意味
《名詞》
(キ)ある人物が死んだ日。
(キ)喪に服している期間。
(出典:Wiktionary)
“忌(忌み)”の解説
忌み、斎み(いみ)は
神に対して身を清め穢れを避けて慎む事。斎戒。
(転じて)忌み避けるべきこと。禁忌。はばかり。
平安時代以降の用例は大半が2.の意。
(出典:Wikipedia)
忌
常用漢字
中学
部首:⼼
7画
“忌”を含む語句
忌々
忌々敷
可忌
忌憚
物忌
忌明
忌日
嫌忌
忌諱
忌嫌
禁忌
小忌
忌籠
斎忌
忌忌
忌避
猜忌
忌中
忌服
厭忌
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