トップ
>
御謙遜
>
ごけんそん
ふりがな文庫
“
御謙遜
(
ごけんそん
)” の例文
何
(
なん
)
とも
御謙遜
(
ごけんそん
)
で、
申上
(
まをしあ
)
げやうもありません。
大先生
(
だいせんせい
)
、
貴下
(
あなた
)
で
無
(
な
)
くつて、
何
(
ど
)
うして、
彼
(
あ
)
の
五位鷺
(
ごゐさぎ
)
が
刻
(
きざ
)
めます。あの
船
(
ふね
)
が
動
(
うご
)
かせます。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
後嵯峨天皇は
英邁
(
えいまい
)
であらせられたが、幕府の力で即位されたので、関東に対し
御謙遜
(
ごけんそん
)
になっておった。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
「どうもそう、
御謙遜
(
ごけんそん
)
では恐れ入る。かえって手前が痛み入る。どうか御遠慮なく、さあどうぞ」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
御謙遜
(
ごけんそん
)
でしょう。大酒家の定評は、貴作の詩のように、隠れもなく
称
(
うた
)
われておりますのに』
梅颸の杖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今日は大変な
御謙遜
(
ごけんそん
)
で。……ところでこの幽霊の餌を、課長の机の上におく事にしたいですね。まちがうといけないから、他の書類は
引出
(
ひきだし
)
へでもしまって頂いて、机の上はこの餌だけを
四次元漂流
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
同行一
御謙遜
(
ごけんそん
)
なるお言葉に痛み入ります。なおさらゆかしく存じます。
出家とその弟子
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
「
斯様
(
かよう
)
な刀には我々共が極めをつけるは恐れ多いと本阿弥様が
御謙遜
(
ごけんそん
)
になり、主人もまた、極めをつけていただくことが嫌いなのでございまして、ただ宝刀として
蔵
(
しま
)
って置きましたのでござりまする」
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
『
御謙遜
(
ごけんそん
)
じゃ。それがしなど、年のせいか、近頃は、うるさい
故事
(
こじ
)
有職
(
ゆうそく
)
などは、とんと、忘れがちで困る。……ならば、こちらから、音物を
携
(
たずさ
)
えて、教えてもらいたいくらいだ。ははは』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それは
御謙遜
(
ごけんそん
)
でござろう」
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「
御謙遜
(
ごけんそん
)
でげしょう。のう、みんな」
脚
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ははは。
御謙遜
(
ごけんそん
)
であろう」
剣の四君子:02 柳生石舟斎
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いや、
御謙遜
(
ごけんそん
)
を」
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
御謙遜
(
ごけんそん
)
で」
無宿人国記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
謙
常用漢字
中学
部首:⾔
17画
遜
常用漢字
中学
部首:⾡
14画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂