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御経
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おきやう
ふりがな文庫
“
御経
(
おきやう
)” の例文
旧字:
御經
阿母さんは
大原
(
おほはら
)
の
律師様
(
りつしさま
)
にお頼みして
兄
(
にい
)
さん達と同じ
様
(
やう
)
に
何処
(
どこ
)
かの
御寺
(
おてら
)
へ遣つて、
頭
(
あたま
)
を剃らせて結構な
御経
(
おきやう
)
を習はせ度いと思ふの。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
御経
(
おきやう
)
に
節
(
ふし
)
をつけて
外道踊
(
げだうをどり
)
をやつたであらう
一寸
(
ちよツと
)
清心丹
(
せいしんたん
)
でも
噛砕
(
かみくだ
)
いて
疵口
(
きずぐち
)
へつけたら
何
(
ど
)
うだと、
大分
(
だいぶ
)
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
事
(
こと
)
に
気
(
き
)
がついて
来
(
き
)
たわ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
春
(
はる
)
が
来
(
き
)
たといつては
莞爾
(
につこり
)
、
何
(
なに
)
か
観
(
み
)
たといつては
莞爾
(
につこり
)
、
元来
(
ぐわんらい
)
があまり
確
(
しつか
)
りした
頭
(
あたま
)
でないのだ。
十歳
(
じつさい
)
の
時
(
とき
)
、
髪剃
(
かみそり
)
を
頂
(
いたゞ
)
いたが、
羅甸
(
ラテン
)
の
御経
(
おきやう
)
はきれいに
失念
(
しつねん
)
して
了
(
しま
)
つた。
浮浪学生の話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
群集は門衛に切符を渡し、一列に成つて電灯の
点
(
つ
)
いて居る狭い螺旋
形
(
がた
)
の
石階
(
いしだん
)
を
徐徐
(
じよ/\
)
と地下へ降り始めた。戯れに
御経
(
おきやう
)
を唱へ出す男の
群
(
むれ
)
があつて皆を笑はせた。日本ならば念仏と云ふ所であらう。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
経
常用漢字
小5
部首:⽷
11画
“御経”で始まる語句
御経読誦