御禮おんれい)” の例文
新字:御礼
ならべ外に金五兩は御利子と申には是なく御禮おんれいの心ばかり御菓子料おくわしれうにさし上度あげたくと出しければ文右衞門は是を見て忽まち氣色をかへ是は/\新藤氏思ひもよらぬことを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
伯父々々をぢ/\よぶべしと言ければ兩人は有難涙ありがたなみだくれあつ御禮おんれい申上召連し見知人甚左衞門善助は名主部屋へ入置休息きうそく致させける是に依て越前守には池田大助だいすけに命じ全快屆ぜんくわいとゞけの書面を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いだしてわたしければしやう三郎押戴おしいたゞきて段々だん/\御深切ごしんせつの上またかゝ災難さいなんまで貴公きこう御苦勞ごくらうあづか御禮おんれいは申つくがたしとて涙をなが打歡うちよろこびてぞかへりけり又おつねちう八はまんまと夷子棚えびすだなの二百兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)