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御地
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おんち
ふりがな文庫
“
御地
(
おんち
)” の例文
今秋は
御地
(
おんち
)
より
山百合
(
やまゆり
)
二千個、芍薬
種子
(
たね
)
三升程、
花菖蒲
(
はなしやうぶ
)
五百株送附し来る都合に相成居り候間、追つて明年の結果御報知申上ぐべく候。(後略)
新らしき祖先
(新字旧仮名)
/
相馬泰三
(著)
髪の毛も大方は
白髪
(
しらが
)
になるにつき心まで愚痴に相成候と見え、今年の
晩
(
くれ
)
には
御地
(
おんち
)
へ参られるとは知りつつも、何とのう待遠にて、毎日ひにち指のみ折暮らし※
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
さて、前年の約束どおり、八月初めには、
御地
(
おんち
)
へまかり越え、かねがね振舞うに
委
(
まか
)
せておいた佐々成政を
成敗
(
せいばい
)
して、
積年
(
せきねん
)
、
禍乱
(
からん
)
の地を正して、秩序を明らかにしたいと思う。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
エート東京
辺
(
へん
)
は追々暖気に向い
候
(
そうら
)
えども
御地
(
おんち
)
はいまだ寒さ
烈
(
はげし
)
き
御事
(
おんこと
)
と
存候処
(
ぞんじそろところ
)
御両親様始め御本家の伯父上伯母上お代どのまで御一同御無事に
御暮
(
おんくら
)
し
被遊候由
(
あそばされそろよし
)
何よりの御事と
奉賀候
(
がしたてまつりそろ
)
。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
何
(
なに
)
は
行届
(
ゆきとゞ
)
きませんでも、こればかりは、
御地
(
おんち
)
に
対
(
たい
)
する
礼儀
(
れいぎ
)
と
真情
(
まごゝろ
)
でございます。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
しかし
何
(
なに
)
は
御不足
(
ごふそく
)
でも
医学博士
(
いがくはかせ
)
、
三角康正
(
みすみかうせい
)
さんが、この一
行
(
かう
)
にお
加
(
くは
)
はり
下
(
くだ
)
すつて、
篤志
(
とくし
)
とまでも
恩
(
おん
)
に
着
(
き
)
せず、
少
(
すくな
)
い
徳本
(
とくごう
)
の
膝栗毛漫遊
(
ひざくりげまんいう
)
の
趣
(
おもむき
)
で、
村々
(
むら/\
)
で
御診察
(
ごしんさつ
)
をなすつたのは、
御地
(
おんち
)
に
取
(
と
)
つて
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“御地”で始まる語句
御地位