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影法師
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かげばふし
ふりがな文庫
“
影法師
(
かげばふし
)” の例文
成
(
な
)
るたけ
順礼
(
じゆんれい
)
を
遠
(
とほ
)
くよけて、——
最
(
も
)
う
人気配
(
ひとけはひ
)
に
後
(
うしろ
)
へ
振向
(
ふりむ
)
けた、
銀杏返
(
ゐてふがへし
)
の
影法師
(
かげばふし
)
について、
横障子
(
よこしやうじ
)
を
裏
(
うら
)
へ
廻
(
まは
)
つた。
店
(
みせ
)
は
裏
(
うら
)
へ
行抜
(
ゆきぬ
)
けである。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
地上
(
ちじやう
)
に
長
(
なが
)
き
影法師
(
かげばふし
)
を
心細
(
こゝろぼそ
)
げに
踏
(
ふ
)
んで
行
(
ゆ
)
く、いつしか
傘屋
(
かさや
)
の
路次
(
ろじ
)
を
入
(
い
)
つてお
京
(
きやう
)
が
例
(
れい
)
の
窓下
(
まどした
)
に
立
(
た
)
てば、
此處
(
こゝ
)
をば
毎夜
(
まいよ
)
音
(
おと
)
づれて
呉
(
く
)
れたのなれど、
明日
(
あす
)
の
晩
(
ばん
)
はもうお
前
(
まへ
)
の
聲
(
こゑ
)
も
聞
(
き
)
かれない
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あゝ
風情
(
ふぜい
)
とも、
甘味
(
おいし
)
さうとも——
園
(
その
)
は
乗出
(
のりだ
)
して、
銀杏返
(
ゐてふがへし
)
の
影法師
(
かげばふし
)
の
一寸
(
ちよつと
)
静
(
しづま
)
つたのを
呼
(
よ
)
ばうとした。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“影法師”の意味
《名詞》
光の遮蔽により壁や地上などに写し出された影。
(出典:Wiktionary)
影
常用漢字
中学
部首:⼺
15画
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“影法師”で始まる語句
影法師越