形状けいじよう)” の例文
單に形状けいじようのみを見るも穀類抔こくるゐなどにするときだいの如くにおもはるれど、アフリカの内地ないちの土人は現に同形どうけいの石器を同樣どうやう目的もくてきに用ゐ居るなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
それが火口かこうからあがつて形状けいじようは、西洋料理せいようりようり使つかはれるはなてゐるから菜花状さいかじようくもばれる。これには鎔岩ようがん粉末ふんまつくははつてゐるから多少たしよう暗黒色あんこくしよくえる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
土器どき形状けいじようの爲に種々の意匠いせうを廻らし、土器の紋樣の爲に幾多いくたの圖案を工夫くふうせしがごときは土器製造者せいざうしやの心中餘裕有りしを知るに足るべく、土器使用者しやうしやの性質むしろ沈着ちんちやくなりしを察するに足るべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
石匕 石鏃せきぞく石錐抔いしきりなど同質どうしつにして其大さ是等の五倍或は十倍なる物有り。形状けいじよう長方形ちようはうがた橢圓形たいえんがた三角形さんかくがた等の不規則ふきそくなるものにして一部に必ずみじかき把柄有り。此の如き石器せききぞく天狗テング飯匙メシカヒぶ。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)