引続ひきつづ)” の例文
旧字:引續
右のごとく長州の騒動そうどうに対して痛痒つうようあいかんせざりしに反し、官軍の東下に引続ひきつづき奥羽の戦争せんそうに付き横浜外人中に一方ならぬ恐惶きょうこうを起したるその次第しだいは、中国辺にいかなる騒乱そうらんあるも
其後そのご幾多の変遷を経て、豊臣氏時代から徳川氏初年までは金森かなもり氏ここを領していたが、金森氏が罪をてから更に徳川幕府の直轄ちょっかつとなって、所謂いわゆる代官支配地として明治まで引続ひきつづいて来たのである。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
これよりグロモフのいえには、不幸ふこう引続ひきつづいててセルゲイの葬式そうしきんだ一週間しゅうかんちちのグロモフは詐欺さぎと、浪費ろうひとのかどもっ裁判さいばんわたされ、もなく監獄かんごく病院びょういんでチブスにかかって死亡しぼうしてしまった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)