“建久”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんきゅう75.0%
けんきう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
建久けんきゅう九年十二月、右大将家うだいしょうけには、相模川さがみがわの橋供養の結縁けちえんのぞんだが、その帰途馬から落ちたので、供養の人びとに助け起されてやかたへ帰った。
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
佐々木は建久けんきゅうのむかし此の磯部に城を構えて、今も停車場の南に城山の古蹟を残している位であるから、こけの蒼い墓石は五輪塔のような形式でほとんど完全に保存されている。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
建久けんきう元年十二月の午後、晴れたる日。中央より下のかたにかけて、大いなるうまやあり。但し舞臺に面せる方はその裏手と知るべし。
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)