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平
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たいらか
ふりがな文庫
“
平
(
たいらか
)” の例文
五百
(
いお
)
が藤堂家に仕えていた間に、栄次郎は学校生活に
平
(
たいらか
)
ならずして、
吉原通
(
よしわらがよい
)
をしはじめた。
相方
(
あいかた
)
は
山口巴
(
やまぐちともえ
)
の
司
(
つかさ
)
という女であった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
蝶吉はかの時
無慙
(
むざん
)
なる介抱をした抱主の処置に
平
(
たいらか
)
なることあたわず、
圧
(
おさ
)
え切れない虫は
突走
(
つッぱし
)
って、さてこそ天神下の口入宿へ来たのであった。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
平
(
たいらか
)
にあらん日の限
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
そこで文化二年以来津軽家の
漸
(
ようや
)
く栄え行くのに
平
(
たいらか
)
ならず、
寧親
(
やすちか
)
の入国の時、
途
(
みち
)
に要撃しようとして、出羽国秋田領
白沢宿
(
しらさわじゅく
)
まで出向いた。
然
(
しか
)
るに寧親はこれを知って道を変えて帰った。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
窪
(
くぼ
)
みたる
階
(
きざはし
)
をつくりてその顛を
平
(
たいらか
)
にしたれば、階段をのぼりおりする人も、顔に立ちたる人も下より
明
(
あきらか
)
に見ゆべければ、イイダ姫が事もなくみづから案内せむといひしも、深く
怪
(
あやし
)
むに足らず。
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“平”の意味
《名詞》
(たいら)でこぼこのない様子。突出や沈降のない様子。
(たいら)でこぼこのない土地。
(ひら)特別な地位を持っていない様子。接頭語的にも使用される。
(なみ)平均的。標準的。或いは平均値や標準に近い様子。優れても劣ってもいない様子。
(出典:Wiktionary)
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
“平”を含む語句
平常
平生
平和
平素
平日
大平
平伏
扁平
平等
平均
平坦
平安
平地
平時
平癒
平相国
北平
地平
真平
不平
...