シイト)” の例文
かくごとく、がらあきのせきであるから、したへもかず、シイトつた——たびれないしるしには、真新まあたらしいのがすぼらしいバスケツトのなかに、——おぢやうさん衣絵きぬゑころ
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
で、その引掴ひつつかんで、シイトをやゝとほくまで、外套ぐわいたう彼方むかうげた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
の、面影おもかげを、——夜汽車よぎしやシイトの、いまこゝに——
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)