むかひ)” の例文
新字:
むかひかたには、常に聖にして、曠野、殉教、つい二年ふたとせの間地獄にへしかの大いなるジョヴァンニの座またこれとなり 三一—三三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
京都へ程近ければ勿々なか/\危し何れにも片田舍かたゐなか引込ひつこんで外は工夫せんと思ひしが兎角とかく心落付ず彼是と考へ居たる中主も歸り來りければ靱負は主にむかひ當地は斯土地がらも能事ゆゑ上手なる易者えきしやあらずやと云ひければ主は點頭うなづき當所には名高なだか易者えきしやにて白水翁はくすゐおうと申ありまことに名人なりと云ひければ靱負ゆきへは大きに悦び然らば今日は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
またいと大いなる家長いへをさむかひには、汝がせ下らんとて目をれしとき汝の淑女をたしめしルーチア坐す 一三六—一三八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
むかひかたには大いなる殿とのの窓のほとりにゑがかれしミコル、蔑視さげすみ悲しむ女の如くこれをながめぬ 六七—六九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)