“家長”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かちょう33.3%
いへをさ16.7%
いえなが16.7%
だんなさん16.7%
イヘヲサ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親父が死んでからというもの、家中の者が、何だか変なんだ。それは単に家長かちょうの死を悲しむという様なものではない。
疑惑 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
またネルリの家長いへをさとヴェッキオの家長いへをさとが皮のみの衣をもて、その妻等が紡錘つむと麻とをもて、心にれりとするを見たり 一一五—一一七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その父を尋ぬればさんぬる平治の乱にちゅうせられし悪右衛門督信頼卿の舎兄民部少輔みんぶのしょう基成とて奥州平泉へ流され給ふ人の乳母子めのとご宮内判官くないほうがん家長いえながといひし人の娘なり
家室さんは犬の仔を殺してくれと家長だんなさんにいふのだが、殺すも不愍と隱しておいた。
春宵戯語 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
築き立つる柱は、此家長イヘヲサ心の鎮りなり。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)