家長かちょう)” の例文
親父が死んでからというもの、家中の者が、何だか変なんだ。それは単に家長かちょうの死を悲しむという様なものではない。
疑惑 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
叔父は一番先に、どうというのか、真中の広い所に、家長かちょうらしく胡坐あぐらをかいてしまった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)