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尋
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たずぬ
ふりがな文庫
“
尋
(
たずぬ
)” の例文
しかしてこの系統以外に立てる画工の
中
(
うち
)
その
重
(
おも
)
なるものを
尋
(
たずぬ
)
れば
先
(
ま
)
づ指を菊川英山渓斎英泉の
二人
(
ににん
)
に屈せざるべからず。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
啻
(
ただ
)
に表向の縁組のみならず、古来士族中にて
和姦
(
わかん
)
の
醜聞
(
しゅうぶん
)
ありし者を
尋
(
たずぬ
)
るに、上下の士族
各
(
おのおの
)
その等類中に限り、各等の男女が互に通じたる者ははなはだ
稀
(
まれ
)
なり。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
これをもって毎歳必ず五十日あり。この日や、
縉紳
(
しんしん
)
先生より開化処士、青年書生に至るまで、柳を
訪
(
とぶら
)
い、花を
尋
(
たずぬ
)
るの期となせり。ゆえに
妓楼
(
ぎろう
)
、
酒店
(
しゅてん
)
にありては、
古
(
いにしえ
)
のいわゆる
門日
(
もんび
)
、
物日
(
ものび
)
に比す。
日曜日之説
(新字新仮名)
/
柏原孝章
(著)
世事に興味を有する所にあり。西洋の文学小説に
重
(
おもき
)
を置けども東洋においては然らざる
所以
(
ゆえん
)
けだし
尋
(
たずぬ
)
るに難からず。
一夕
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
如何
(
いか
)
ようにも勉強して、安いもの適当なものを買入れよう。この儀は
如何
(
どう
)
で御座ると
尋
(
たずぬ
)
れば
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
つらつらここにわが売文の由来を顧み
尋
(
たずぬ
)
るにわれ始めて小説の単行本といふもの
出
(
いだ
)
せしはわが友
巴山人
(
はさんじん
)
赤木君の経営せし美育社なり。数ふれば
早
(
はや
)
十七年のむかしとなりぬ。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
平仮名と片仮名とを
較
(
くら
)
べて、
市在
(
しざい
)
民間の日用にいずれか普通なりやと
尋
(
たずぬ
)
れば、平仮名なりと答えざるをえず。男女の手紙に片仮名を用いず。
手形
(
てがた
)
、証文、受取書にこれを用いず。
小学教育の事
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“尋”の解説
尋(ひろ)は、古代の中国や日本で使われた長さの単位。両手を左右に広げたときの幅を基準とする身体尺である。
建築や造船、漁業など(水深の測定、網の製造や綱の製作)の分野で用いられた。「尋」は単位事典や国語辞典で五尺ないし六尺と説明されるなど曖昧さがあるが、この点については使用する分野によって長さが異なるとの指摘がある(後述)。
(出典:Wikipedia)
尋
常用漢字
中学
部首:⼨
12画
“尋”を含む語句
尋常
尋問
御尋
尋人
千尋
尋常事
追尋
三十尋
二十尋
八尋殿
尋常人
尋者
八尋
何百尋
刀尋段々壊
百尋
尋廻
御尋問
訊尋
相尋
...