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嫡男
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ちやくなん
ふりがな文庫
“
嫡男
(
ちやくなん
)” の例文
親戚の者より同医に
謀
(
はか
)
る所ありしに、
義侠
(
ぎけふ
)
に富める人なりければ直ちに承諾し、
己
(
おの
)
れ
未
(
いま
)
だ
一子
(
いつし
)
だになきを幸ひ、
嫡男
(
ちやくなん
)
として役所に
届出
(
とゞけい
)
でられぬ。
母となる
(新字旧仮名)
/
福田英子
(著)
牧之
(
ぼくし
)
謂
(
おもへ
)
らく、
鎮守府将軍
(
ちんじゆふしやうぐん
)
平の
惟茂
(
これもち
)
四代の
后胤
(
かういん
)
奥山
(
おくやま
)
太郎の孫
城
(
じやう
)
の鬼九郎
資国
(
すけくに
)
が
嫡男
(
ちやくなん
)
城の太郎
資長
(
すけなが
)
の代まで越後高田の
辺
(
ほとり
)
鳥坂
(
とりさか
)
山に城を
構
(
かま
)
へ一国に
威
(
ゐ
)
を
震
(
ふる
)
ひしが
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
直ぐ樣公儀に
屆濟
(
とゞけず
)
みになつて、本當の
嫡男
(
ちやくなん
)
、先代の子
釆女
(
うねめ
)
が入つて家督相續をしました。
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
瑞雲院
(
ずゐうんゐん
)
様御幼名は法師丸と申され候、武蔵守
輝国
(
てるくに
)
公御
嫡男
(
ちやくなん
)
に御座あれども、七歳のおん時、おん父輝国公隣国
筑摩
(
つくま
)
殿と
御和睦
(
おんわぼく
)
あるに依つて、若君を人質として筑摩
一閑斎殿
(
いつかんさいどの
)
のおん
館
(
やかた
)
牡鹿山
(
をじかやま
)
へ
被遣
(
つかはされ
)
候
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
○そも/\時平公は大職冠九代の
孫照
(
そんせう
)
宣
(
ぜん
)
公の
嫡男
(
ちやくなん
)
にて、代々□臣の
家柄
(
いへがら
)
なり。しかのみならず延喜帝の
皇后
(
きさき
)
の
兄
(
あに
)
なり。このゆゑに若年にして□臣の
貴重
(
きちやう
)
に
職
(
しよく
)
ししなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
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○そも/\時平公は大職冠九代の
孫照
(
そんせう
)
宣
(
ぜん
)
公の
嫡男
(
ちやくなん
)
にて、代々□臣の
家柄
(
いへがら
)
なり。しかのみならず延喜帝の
皇后
(
きさき
)
の
兄
(
あに
)
なり。このゆゑに若年にして□臣の
貴重
(
きちやう
)
に
職
(
しよく
)
ししなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“嫡男”の意味
《名詞》
法律上婚姻関係にある妻・正妻が生んだ長男。
家督を継ぐ者。
(出典:Wiktionary)
“嫡男”の解説
嫡男(ちゃくなん)とは、嫡子(')とも呼ばれ、一般に正室(正嫡)の生んだ男子のうち最も年長の子を指す。女子の場合は嫡女'となる。
(出典:Wikipedia)
嫡
常用漢字
中学
部首:⼥
14画
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“嫡”で始まる語句
嫡子
嫡流
嫡
嫡妻
嫡孫
嫡々
嫡后
嫡庶
嫡系
嫡室