“嫡孫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃくそん50.0%
てきそん25.0%
まご25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不肖ふしょうにも小野寺家の嫡孫ちゃくそんにて候、かようの時、うろつきては、家のきず、一門のつらよごし、時至らば、心よく死ぬべしと、思い極め申し候。
語を換へて言へば、安政以後には二人の狩谷三右衛門が並存してゐて、棭斎の嫡孫てきそんに係るものは隠れて世に知られず、却て彼三右衛門従之が名を藝苑に列してゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そして、元就の嫡孫まごで、現在、毛利家の主君の位置にある輝元を、遺憾いかんなくたすけ合っていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)