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堂宇
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だうゝ
ふりがな文庫
“
堂宇
(
だうゝ
)” の例文
拙者
(
せつしや
)
は
故
(
ふるく
)
から此石とは
馴染
(
なじみ
)
なので、この石の事なら
詳細
(
くはし
)
く
知
(
しつ
)
て居るのじや、
抑
(
そもそ
)
も此石には九十二の
竅
(
あな
)
がある、其中の
巨
(
おほき
)
な
孔
(
あな
)
の中には
五
(
いつゝ
)
の
堂宇
(
だうゝ
)
がある
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
竅
(
あな
)
の
數
(
かず
)
と
孔中
(
こうちゆう
)
の
堂宇
(
だうゝ
)
の二
證據
(
しようこ
)
で、石は
雲飛
(
うんぴ
)
のものといふに
定
(
きま
)
り、石賣は或人より二十兩出して
買
(
かつ
)
た
品
(
しな
)
といふことも
判然
(
はんぜん
)
して
無罪
(
むざい
)
となり、
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も石は
首尾
(
しゆび
)
よく雲飛の手に
還
(
かへ
)
つた。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
言はれて
雲飛
(
うんぴ
)
は
仔細
(
しさい
)
に
孔中
(
こうちゆう
)
を
見
(
み
)
ると果して小さな
堂宇
(
だうゝ
)
があつて、
粟粒
(
あはつぶ
)
ほどの大さで、
一寸
(
ちよつと
)
見
(
み
)
た
位
(
くらゐ
)
では
決
(
けつ
)
して
氣
(
き
)
が
附
(
つか
)
ぬほどのものである、又た
孔竅
(
あな
)
の
數
(
かず
)
を
計算
(
けいさん
)
するとこれ亦た九十二ある。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
“堂宇”の意味
《名詞》
堂宇(どうう)
お堂の軒。
堂。堂舎。仏堂。
(出典:Wiktionary)
“堂宇”の解説
堂宇(どうう)は、四方に張り出した屋根(軒)をもつ建物。
(出典:Wikipedia)
堂
常用漢字
小5
部首:⼟
11画
宇
常用漢字
小6
部首:⼧
6画
“堂”で始まる語句
堂
堂守
堂々
堂上
堂島
堂上方
堂塔
堂宮
堂摺連
堂押