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土臺
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どだい
もちろんこの
小屋は
燒けたり
壞れたりして、
今日まったく
殘つてをりませんが、その
土臺の
杙だけが
水の
中に
遺つてゐるのです。
富士山はほとんど
海面からそびえ
立つてゐると
見てもよいのですが、しかし、
山によつてはじめから
土臺の
高いところでは、
山麓に
草原がなく、
麓からすぐに
喬木の
林に
入ることも
出來ませうし
あすこの
壁に
懸けてある
繪をご
覽なさい。
遺つてゐた
土臺の
杙から
想像して
湖上住居の
小屋を
描いたものであります。