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周公
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しゅうこう
ふりがな文庫
“
周公
(
しゅうこう
)” の例文
孝孺
喪服
(
そうふく
)
して入り、
慟哭
(
どうこく
)
して
悲
(
かなし
)
み、声
殿陛
(
でんへい
)
に徹す。帝みずから
榻
(
とう
)
を
降
(
くだ
)
りて
労
(
ねぎ
)
らいて曰く、先生労苦する
勿
(
なか
)
れ。我
周公
(
しゅうこう
)
の
成王
(
せいおう
)
を
輔
(
たす
)
けしに
法
(
のっと
)
らんと欲するのみと。孝孺曰く、成王いずくにか
在
(
あ
)
ると。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「
甚
(
はなは
)
だしいかな、
吾
(
わ
)
が
衰
(
おとろ
)
えたるや。
久
(
ひさ
)
しく
吾
(
わ
)
れ
復
(
ま
)
た
夢
(
ゆめ
)
にだも
周公
(
しゅうこう
)
を
見
(
み
)
ず」
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
燕王の言に曰く、
予
(
よ
)
始め難に
遘
(
あ
)
う、
已
(
や
)
むを得ずして兵を以て
禍
(
わざわい
)
を救い、誓って
奸悪
(
かんあく
)
を除き、宗社を安んじ、
周公
(
しゅうこう
)
の勲を
庶幾
(
しょき
)
せんとす。
意
(
おも
)
わざりき少主予が心を
亮
(
まこと
)
とせず、みずから天に絶てりと。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
孔子
(
こうし
)
が油断したのか、しからざるか、僕は知らぬがこの一言は大いに考うべきことである。この言葉を裏面よりみれば、衰えぬときは、
周公
(
しゅうこう
)
のことを夢にまでも見たということを含んでいるであろう。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
斉泰
(
せいたい
)
、
黄子澄
(
こうしちょう
)
、皆
執
(
とら
)
えられ、屈せずして死す。
右副都御史
(
ゆうふくとぎょし
)
練子寧
(
れんしねい
)
、
縛
(
ばく
)
されて
闕
(
けつ
)
に至る。語
不遜
(
ふそん
)
なり。帝
大
(
おおい
)
に怒って、命じて
其
(
その
)
舌を
断
(
き
)
らしめ、曰く、
吾
(
われ
)
周公
(
しゅうこう
)
の
成王
(
せいおう
)
を
輔
(
たす
)
くるに
傚
(
なら
)
わんと欲するのみと。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“周公”の解説
周公(しゅうこう)は、周代の畿内諸侯(邦君)の称号。武王の弟である周公旦を初代とする。周公の一族は召公や毛伯らと周王朝の有力政治家を輩出した。
(出典:Wikipedia)
周
常用漢字
小4
部首:⼝
8画
公
常用漢字
小2
部首:⼋
4画
“周公”で始まる語句
周公旦