呑乾のみほ)” の例文
譬えて申せば貴方が一杯の酒を呑乾のみほしておしまいなさる時、その酒のがいつか何処どこかであった嬉しさのにおいに似ていると思召おぼしめすように
半時間毎はんじかんごとくらいかれ書物しょもつからはなさずに、ウォッカを一ぱいいでは呑乾のみほし、そうして矢張やはりずに胡瓜きゅうり手探てさぐりぐ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
半時間毎はんじかんごとくらゐかれ書物しよもつからはなさずに、ウオツカを一ぱいいでは呑乾のみほし、さうして矢張やはりずに胡瓜きうり手探てさぐりぐ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
はじめのびん二人共ふたりとも無言むごんぎやう呑乾のみほしてしまふ。院長ゐんちやう考込かんがへこんでゐる、ミハイル、アウエリヤヌヰチはなに面白おもしろはなしやうとして、愉快ゆくわいさうになつてゐる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
はじめのびん二人共ふたりとも無言むごんぎょう呑乾のみほしてしまう。院長いんちょう考込かんがえこんでいる、ミハイル、アウエリヤヌイチはなに面白おもしろはなしをしようとして、愉快ゆかいそうになっている。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)