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君子
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きみこ
ふりがな文庫
“
君子
(
きみこ
)” の例文
君子
(
きみこ
)
は
背
(
せ
)
のびをして
結
(
むす
)
ばれた
電氣
(
でんき
)
の
綱
(
つな
)
をほどいてゐた。とその
時
(
とき
)
、
母
(
はゝ
)
は
恰
(
あたか
)
もその
光
(
ひか
)
りに
彈
(
はじ
)
かれたやうにぱつと
起
(
お
)
き
上
(
あが
)
つた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
令嬢
君子
(
きみこ
)
さんはお母さんに似たのだろう。宮下君の
所謂
(
いわゆる
)
トレラブルどころでない。甚だ敏感のようだが、僕は心動いた。
ロマンスと縁談
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
君子
(
きみこ
)
が
不審
(
いぶか
)
しさに
母親
(
はゝおや
)
の
容子
(
ようす
)
に
目
(
め
)
をとゞめた
時
(
とき
)
、
彼女
(
かのぢよ
)
は
亡夫
(
ばうふ
)
の
寫眞
(
しやしん
)
の
前
(
まへ
)
に
首
(
くび
)
を
垂
(
た
)
れて、
靜
(
しづ
)
かに、
顏色
(
かほいろ
)
青褪
(
あをざ
)
めて、
身
(
み
)
じろぎもせず
目
(
め
)
をつぶつてゐた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
別段
(
べつだん
)
さうするやうに
言
(
い
)
ひつけた
譯
(
わけ
)
ではなかつたけれど、
自然
(
しぜん
)
自然
(
しぜん
)
に
母
(
はゝ
)
の
境遇
(
きやうぐう
)
を
會得
(
ゑとく
)
して
來
(
き
)
た
娘
(
むすめ
)
の
君子
(
きみこ
)
は、十三になつた
今年頃
(
ことしごろ
)
から、一
人前
(
にんまへ
)
の
仕事
(
しごと
)
にたづさはるのを
樂
(
たの
)
しむものゝやうに
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
“君子”の意味
《名詞》
能力、および人格・品位を兼ね備えた立派な人。
(出典:Wiktionary)
君
常用漢字
小3
部首:⼝
7画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“君子”で始まる語句
君子人
君子蘭
君子國
君子然
君子面
君子顔
君子豹変
君子人同志
君子有三楽
君子素其位而行