“きみこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
君子40.0%
吉弥侯20.0%
木美子20.0%
貴美子20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
令嬢君子きみこさんはお母さんに似たのだろう。宮下君の所謂いわゆるトレラブルどころでない。甚だ敏感のようだが、僕は心動いた。
ロマンスと縁談 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
一族秀武の姓の吉彦はすなわち吉弥侯きみこで、これまた俘囚に普通に見る氏である。
春雪の出羽路の三日 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
まアあの木美子きみこだけはおしなさい、木美子の場合にとっては、この係数がゼロなんですよ、だからこの式にゼロをかければ、結局全部がゼロになってしまって、一向に反応がない
白金神経の少女 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
もつとも七十何点かの画が、ことごとくこの種類だと云ふ次第ぢやない。たとへば畠山錦成はたけやまきんせい氏の「貴美子きみこ」の如きは、少くともかう云ふ西洋かぶれのへいは受けてゐない作品である。
西洋画のやうな日本画 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)