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くんし
ふりがな文庫
“くんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
君子
94.4%
裙子
5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君子
(逆引き)
斯くてお隣りへ入った泥棒は一
物
(
もつ
)
も得なかったが、浩二に
梁上
(
りょうじょう
)
の
君子
(
くんし
)
の
概念
(
がいねん
)
を与え、家のブル公の声価を四隣に高からしめた。
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
一方では例の“
梁上
(
りょうじょう
)
ノ
君子
(
くんし
)
”
蚤
(
のみ
)
の
時遷
(
じせん
)
。あの朝、首尾よく盗みとった一物をかついで、明けがた、早くも城外の草原を低い
雁
(
がん
)
のごとく飛んでいた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
くんし(君子)の例文をもっと
(34作品)
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裙子
(逆引き)
しばらく休息の時を与えるため、接待役の僧が一室に案内し、黒い
裙子
(
くんし
)
を着けた
子坊主
(
こぼうず
)
は
高坏
(
たかつき
)
で茶菓なぞを運んで行って一行をもてなした。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
第一に現れたのは、彼の母親のうすよごれた
裙子
(
くんし
)
である。子供の時の彼は、嬉しい時でも、悲しい時でも、何度この裙子にすがったかわからない。
首が落ちた話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ある川のふちの泥の中にころがりながら、
川楊
(
かわやなぎ
)
の木の空を見ていると、母親の
裙子
(
くんし
)
だの、女の
素足
(
すあし
)
だの、花の咲いた
胡麻
(
ごま
)
畑だのが、はっきりその空へ見えたと云うのだが。
首が落ちた話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
あいつが前に見た母親の
裙子
(
くんし
)
とか、女の素足とか、あるいはまた花のさいている胡麻畑とか云うものは、やはりそれと同時にあいつの眼の前を、彷彿として往来した事だろう。
首が落ちた話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
くんし(裙子)の例文をもっと
(2作品)
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