“君子蘭”の読み方と例文
読み方割合
くんしらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助の買つた大きな鉢植の君子蘭くんしらんはとう/\縁側でつて仕舞つた。其代り脇差わきざし程もはゞのあるみどりが、くきを押し分けてながびてた。ふるくろずんだまゝ、日にひかつてゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その日は乾いた風が朗らかなそらを吹いて、あおいものが眼に映る、常よりは暑い天気であった。朝の新聞に菖蒲しょうぶの案内が出ていた。代助の買った大きな鉢植の君子蘭くんしらんはとうとう縁側で散ってしまった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)