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きよ
それでも
去年一昨年あたりはまた
少々
興味が
戻つて來て、一
週間に一
度ぐらゐの
程度で和田英作
畫伯や小宮豐隆先生と時々手
合せの出來る近
所の
球突塲へ通つてゐたが
請取し時さし出したるなりと云に
聢と夫に相違
無やと申せば
然樣に御座りますと云時原田シテ其
脇差は何所から
買た其賣口は知て
居樣なと云れ治助は甚だ氣味
惡く思ひながら
其品は稻荷町の十兵衞と申者の
宿に於て
去月の
市に
買取たり然し其節は二十品ばかりの
買物にて賣主は
誰やら
聢とは