きよ)” の例文
それでもきよ年一昨年あたりはまたせう興味けうみもどつて來て、一週間しうかんに一ぐらゐの程度ていどで和田英作畫伯ぐわはくや小宮豐隆先生と時々手あはせの出來る近しよ球突塲たまつきばへ通つてゐたが
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
請取し時さし出したるなりと云にしかと夫に相違なきやと申せば然樣さやうに御座りますと云時原田シテ其脇差わきざしは何所からかつた其賣口は知て居樣ゐやうなと云れ治助は甚だ氣味わるく思ひながら其品そのしなは稻荷町の十兵衞と申者の宿やどに於てきよ月のいち買取かひとりたり然し其節は二十品ばかりの買物かひものにて賣主はたれやらしかとは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)