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厳
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きつ
ふりがな文庫
“
厳
(
きつ
)” の例文
旧字:
嚴
その翌日は非常に
厳
(
きつ
)
い坂で
三途
(
さんず
)
の
脱
(
のが
)
れ坂というのを
踰
(
こ
)
えねばならん。ところが幹事は誠に親切な人でヤクを貸して上げましょうという。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
平民殿様はすっかり下々のことを
呑込
(
のみこ
)
んでおります。「不義は御家の
厳
(
きつ
)
い
法度
(
はっと
)
」などは、この御殿では通用しません。
奇談クラブ〔戦後版〕:02 左京の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
同じ
画家
(
ゑかき
)
仲間の
某
(
なにがし
)
がどんな
婦人
(
をんな
)
でもたつた十ヶ月で
為
(
す
)
る仕事を、
画家
(
ゑかき
)
ともいはれるものが物の十三年も
懸
(
かゝ
)
つて、
漸
(
やつ
)
と仕上げるなんて、そんな
間抜
(
まぬけ
)
な事があるものかと、
厳
(
きつ
)
い抗議を申込んだのが
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
と、私は
厳
(
きつ
)
く言った。なぜなら、この位な皮切りをした方が、彼女をお道楽芸にしておこうとするものへの、決戦的な——といおうか、大切にしている
腫
(
はれ
)
ものへの大手術だと思ったからだった。
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
これまで大分に楽をして居ったものですから非常に重さが
厳
(
きつ
)
い。暫く進んではまた暫く休むという始末で遂には進めなくなってしまった。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
▼ もっと見る
平次、御奉行
朝倉石見守
(
あさくらいわみのかみ
)
様から
厳
(
きつ
)
い御達しだ、——近頃府内を騒がす盗賊、盗んだ品を返せば罪はないようなものではあるが、あまりと言えばお上の御威光を
蔑
(
ないがし
)
ろにする仕打だ。
銭形平次捕物控:003 大盗懺悔
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と言つて直ぐその場で漱石氏に宛てて、
厳
(
きつ
)
い抗議書を投げつけた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
その位鳥の法律は
厳
(
きつ
)
いものであると言っていろいろそういう例話を引いた話を聞きました事でございました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
それが悪い事か——といった、誇らかな色が、静かにあげた娘の顔を
厳
(
きつ
)
いものにします。
銭形平次捕物控:086 縁結び
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と言ふと、犬養氏は狼のやうな頭を
厳
(
きつ
)
く
掉
(
ふ
)
つた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“厳(厳(姓))”の解説
厳(げん)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
厳
常用漢字
小6
部首:⼚
17画
“厳”を含む語句
荘厳
森厳
厳格
厳粛
厳重
厳寒
厳乎
端厳微妙
威厳
厳然
端厳
壮厳
厳冬
荘厳弥撒
峻厳
手厳
華厳経
崇厳
厳丈
宗厳
...