“端厳微妙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんごんみみょう40.0%
たんげんびみょう20.0%
たんげんみみょう20.0%
たんげんみみよう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安庠漸々あんじょうにぜんぜん向菩提樹ぼだいじゅにむかう。』女人にょにんを見、乳糜にかれた、端厳微妙たんごんみみょうの世尊の御姿が、のあたりにおがまれるようではないか?
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
端厳微妙たんげんびみょうなる大悲観世音の御姿みすがたを持ってるようなものが出来たのである。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
端厳微妙たんげんみみょうのおんかおばせ、雲の袖、霞のはかまちらちらと瓔珞ようらくをかけたまいたる、玉なす胸に繊手せんしゅを添えて、ひたと、おさなごをいだきたまえるが、仰ぐ仰ぐ瞳うごきて、ほほえみたまうと、見たる時
竜潭譚 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
端厳微妙たんげんみみようのおんかほばせ、雲のそでかすみはかまちらちらと瓔珞ようらくをかけたまひたる、たまなす胸に繊手せんしゆを添へて、ひたと、をさなごをいだきたまへるが、あおぐ仰ぐひとみうごきて、ほほゑみたまふと、見たる時
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)