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卒
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おわ
ふりがな文庫
“
卒
(
おわ
)” の例文
何んでもこれを四年で卒業する仕組みになっていたようだが、私は下等一級を
卒
(
おわ
)
った時小学校が嫌になって自分で退校してしまった。
牧野富太郎自叙伝:02 第二部 混混録
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
女仙外史一百回は、
清
(
しん
)
の
逸田叟
(
いつでんそう
)
、
呂熊
(
りょゆう
)
、
字
(
あざな
)
は
文兆
(
ぶんちょう
)
の
著
(
あらわ
)
すところ、
康熙
(
こうき
)
四十年に意を起して、四十三年秋に至りて業を
卒
(
おわ
)
る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
学業を
卒
(
おわ
)
って英国に遊ぶ事前後二回還来って既に年あり。およそ当世の人官吏教員新聞記者の輩一度洋行して帰り来れば必ずその見聞を録して出版す。
偏奇館漫録
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
私が小学時代を
卒
(
おわ
)
ってこの町を離れる年の春、御殿の御庭の一部には教室と雨天体操場とが建て増しになって、その建築の響きが周囲の静けさを破っていた。
御殿の生活
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
十一歳の春、芹沢東洋は小学校も
卒
(
おわ
)
らぬうちに、縁故によつて京都のとある染物店へ丁稚奉公に送られた。
狼園
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
▼ もっと見る
「学校は——さっぱりだめです」と平一郎は言って、「今、中学四年を
卒
(
おわ
)
ったところです」とつけ加えた。
地上:地に潜むもの
(新字新仮名)
/
島田清次郎
(著)
学問に志して業を
卒
(
おわ
)
りたらば、その身そのまま
即身
(
そくしん
)
実業の人たるべしとは、余が
毎
(
つね
)
に諸氏に勧告するところにして、毎度の説法、聴くもわずらわしなど思う人もあるべけれども
成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
憾
(
うら
)
むらくは其の叙するところ、
蓋
(
けだ
)
し
未
(
いま
)
だ十の三四を
卒
(
おわ
)
るに及ばずして、
筆硯
(
ひっけん
)
空しく曲亭の
浄几
(
じょうき
)
に
遺
(
のこ
)
りて、主人既に
逝
(
ゆ
)
きて
白玉楼
(
はくぎょくろう
)
の
史
(
し
)
となり、
鹿鳴草舎
(
はぎのや
)
の
翁
(
おきな
)
これを
続
(
つ
)
げるも
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“卒”の意味
《名詞》
(ソツ)下級の兵士。
(出典:Wiktionary)
卒
常用漢字
小4
部首:⼗
8画
“卒”を含む語句
何卒
卒業
軽卒
卒倒
匇卒
卒塔婆
卒然
卒中
匆卒
兵卒
卒直
卒去
輜重輸卒
喇叭卒
卒爾
獄卒
卒伍
士卒
卒気
怱卒
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