“出來(いでこ)” の例文
新字:出来
我かく倒嚼(にれが)み、かく星をながめつゝ睡りに襲はる、即ち事をそのいまだ出來(いでこ)ぬさきにに屡〻告知らす睡りなり 九一—九三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
殊更(ことさら)今(いま)より可愛(かわゆ)き物(もの)さへ出來(いでこ)んに二人(ふたり)が中(なか)は萬々歳(ばん/\ざい)、天(あま)の原(はら)ふみとゞろかし鳴神(なるがみ)かと高々(たか/″\)と止(とゞ)まれば、母(はゝ)を眼下(がんか)に視下(みおろ)して、放(はな)れぬ物(もの)に我(わ)れ一人(ひとり)さだめぬ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
やくに今日(けふ)は如何せしや出來(いでこ)ぬは不思議成(なり)とて囁(さゝや)きける爰(こゝ)に名主(なぬし)甚左衞門の悴(せがれ)がフト心付お三ばゞの方へ到(いた)り戸を押明(おしあけ)て見れば此(こ)は抑(そも)如何(いか)にお三ばゝは圍爐裡(ゐろり)の中へ頭(かしら)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)